そうでしょう、そうでしょう

「知っていますか?」彼女は今日も意味深に声をかけてくる。

二次創作

「君と空の下。」プロローグ

「旅行って、友達とするのももちろんめちゃくちゃ楽しいですけど、」 「そうね」 そこで小糸さんが一拍呼吸を置く。目と目が合う。なぜか、じっ、と見つめられる。 「好きな人と一緒に行けたらもっと楽しいと思うんですよね」 「はぁ…?」 一体どういうこと…

彼女が海の向こうへと渡った日。

先日、ひっさびさに二次創作を書きました。「やがて君になる」より沙弥香さんと小糸さんのお話。 本当は沙弥香さんが小糸さんに惹かれるまでも書いてみたいと思うのだけど、燈子先輩意外が彼女を攻略しようとしたらそれこそ本が一冊書けてしまいそうなので、…

夏の終わり

吹き抜けていく風はまだ冷たくて、それでいて同時に仄かな温もりを感じさせる。桜の蕾は依然として開く気配を見せていないが、予報ではあと2週間ほどで開花の頃となるらしい。 春がやってくる。 「おまたせ…待たせちゃって悪かったわね」 背後から声がして、…

『無題』 from SAO

背中の方から、時折微かに身体をもぞもぞさせている音がする。 …眠れないのかな。 アスナは気になって、ゆっくりと寝返りをうってその姿を目に収める。 月明かりに照らされ、その少年のようなあどけなさをやつしたキリトの顔は、しかしほんの少しの苦しそう…

翔子さんと見た夕日

「そろそろ、沈んでしまいますね」 「そうですね」 「…」 「…」 「ほら、見てください。山の端っこに太陽が入って少し欠けてしまいました」 「ほんとですね」 「…」 「…」 視線を感じて左横を見ると、頬をリスのように膨らませて分かりやすく不機嫌さをアピ…

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